闇金融(闇金)とは、出資法(※)に違反して高い利息で貸付を行う者や、貸金業法で義務付けられている国や都道府県に貸金業としての「貸金業登録」をしないで貸金業を営むなどの違法行為を行う者をいいます。出資法第5条2項により貸金業者が貸付を行う際の金利の上限は、年利20%と定められており、これを超えた高金利で貸付を行う者には刑事罰が科されます。
※出資法とは、正式には「出資の受入れ、預り金及び金利等の取締りに関する法律」といいます。法改正により貸金業者の上限金利が従来の29.2%から20%へ引き下げられました。よって、現在では上限金利20%を超える金利で貸付を行った者は、闇金融にあたります。
いわば闇金は違法行為を繰り返し、債務者をとことん絞り上げ追いつめる存在です。
法外な利息を要求、違法な貸付けに違法な取り立て闇金を利用すると人生が終わるといっても過言ではありません。
ソフト闇金や個人間融資なども法外な利息を要求する点や執拗な取り立ては闇金となんら変わりません。
ここで闇金(ソフト闇金)の申し込みから取り立てまでを記してみます。
【闇金への申し込み】
闇金の集客方法は、サイトを使った集客方法やツイッターなどSNSなどを使った集客方法そして、名簿屋さんから仕入れた顧客情報を使った集客方法ががあります。
最近ではInstagramやTwitterを利用して「#闇金、#キャッシング、#お金貸します」などの文言・ハッシュタグを使い闇金はカモを増やそうとしています。
闇金のイメージとして「おいこら、なんやわれ」のような怖いイメージが強く
申込者も怖じ気づいて闇金への申し込みが減少しました。
そこで、怖いイメージの闇金ではなく、電話対応などソフトな感じにしたソフト闇金ができました。
闇金からソフト闇金に変更した闇金は多いと思います。
【闇金の電話対応】
上記のような経緯から、闇金の電話対応は最初はごくごく普通の会社に電話しているような丁寧な電話対応が多いです。
爽やかなお兄さんのような人が電話に出て対応します。
【闇金の利息と実際に借りれる額】
闇金の利息の相場は、1週間で2割・10日で3割となります。
それに手数料として3000円。
しかも利息と手数料は先払いなので
例えば、20,000円1週間闇金から借りた場合、先に利息の2割である4,000円と手数料3,000円を引かれた13,000円しか実際には借りれません。
これを実質年率にすると1週間で2割で1040%
10日3割で1095%(単利で計算)
アコム、プロミスなどの消費者金融の実質年率は2万なら18%です。
いかに闇金が法外・暴利な利息で貸し出しているかがわかります。
【返済日に返済できた場合】
先の例で13,000円かりて返済が20,000円を無事に返済できた場合
闇金は「優良なお客様なので枠を増枠させて頂きました」などと言って
勝手に口座に現金を入金する、いわゆる押し貸しされるケースがあります。
また、完済したとはいえ一度闇金に申し込みした時点で、申込者の個人情報(名前・住所・携帯電話番号・勤務先)は名簿屋に売られ、別の闇金から「お金借りませんか?」と言った電話が頻繁にかかってきます。
【返済日に返済できなかった場合】
暴利の利息なので返済できなかった場合、闇金が本性を表します。
具体的に何をされるかと言えば、
携帯電話に鬼電・勤務先に返済の催促の電話・家族などに電話して催促
もっとひどい場合は、実際家に訪問する・ピザなどのデリバリーサービスが家に届く
消防車を呼ばれる、葬儀屋さんが家にくるなどあらゆる手段で嫌がらせをしてきます。
借金のことを家族に内緒な場合は借金がばれ、勤務先でも借金があることがばれてしまいます。
【闇金への対処方法】
闇金を利用しないことが1番です。
利用して嫌がらせなどで困っている場合は、すぐに法律の専門家に相談してください。